2015年9月12日「障害者差別解消法」について学ぶ、ADF地域フォーラム2015開催の報告と御礼

施行まで半年、ついに動き出す。障害者差別解消法

~その意義と必要性、そして残された今後の課題~

わたしたち、障害当事者や家族の念願であった「障害者差別解消法」が一昨年6月に成立をし、いよいよ半年後の2016年4月に施行されます。
解消法施行は、新たな人権尊重の時代の幕開けと期待されるところですが、真に「他の者との平等」が実現する社会にできるか否かは、これからの私たちの取り組みにかかっているともいえます。
現在、国では、法律の基本方針がまとめられ、各行政機関等においても対応要領、対応指針の作成が進められています。
わたしたちは、法律の内容を理解するとともに、対応要領、対応指針に対しても積極的に意見を述べることによって、実効性のある法律になるよう働きかけていかなければならないと考えています。
そこで、今回の地域フォーラムでは、前半では弁護士で元内閣府障害者制度改革推進室室長東俊裕さんによる障害者差別禁止法制の意義と必要性や今後の課題についての基調講演、さらに、後半のシンポジウムでは、地元、名古屋市での障害者差別解消法施行に向けた取り組みや愛知障害フォーラムでの取り組みなどの報告、参加者との質疑応答なども交え、「障害者差別解消法」について広く、学びあえる機会にしたいと思います。

今回は、施行直前である「障害者差別解消法」をテーマに200名を越える参加者にお集まりいただきました。
大村ひであき知事も公務の大変忙しいスケジュールの中を、私たち愛知障害フォーラムのためにお越し頂き、この愛知県において当事者の声を聞き、意見を取り入れ、共に条例作りをすすめていくというたいへん心強いお言葉をいただきました。
地域フォーラムにご参加していただいた皆様に、心より感謝し、この集会が無事に終了したことをご報告いたします。

また、今回ADF地域フォーラム会場にて、皆様にご協力頂きました東日本豪雨水害支援募金の浄財19,214円は、被害の大きかった茨城県常総市にて活動をしている被災地NGO協働センターに送金いたしました。ご協力ありがとうございました。

被災地NGO協働センターのHP
http://ngo-kyodo.org/

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